明治35年に郵便受取所として始まり、明治38年に開局した「名柄郵便局」。大正2年に建てられた木造平屋建て寄棟屋根の局舎は、地域の人たちの交流の場でもありました。昭和50年の移転で長らく空き家となっていましたが、「この建物を残せたらいいな」と思っていた地域の人たちが中心となって、局舎設立100年の節目に、再生プロジェクトがスタート。約2年かけてリノベーションを行い、平成27年(2015)に、郵便の歴史を楽しめる資料館とカフェがある「郵便名柄館 Tegami cafe」として生まれ変わりました。外観のさくら色は、創建当時のまま。いろんな思い(手紙)をつないできたこの場所で、食やイベントを通じて、人と人、人と地域がつながる場所になることを願って、活動をしています。